水道機工で働く先輩社員に、入社動機や仕事の魅力、やりがい、今後の目標などについて率直に語ってもらいました。様々な分野で活躍する先輩社員のメッセージをご紹介します。

お仕事内容を教えて下さい

Aさん

狭い範囲の業務内容は上水機械設備の受注後における計算書、図面、要領書等の詳細設計検討および製作品の工場検査と過去の納入した設備の不具合対応となります。
また、広い範囲の業務内容としては、上記の設計や工場検査業務および不具合対応だけでなく、受注案件について、様々な利害関係者の立場を考慮し、客先要求を満足するための打合せ等の活動全般となります。

Bさん

浄水場の機械工事に関わる、装置、配管、運用についての設計を行っています。

Cさん

上水道におけるプラント設備の機械設計担当
・客先打合せ:発注仕様、客先意向の確認等
・現場調査:搬入経路、既設の確認等
・作図(CAD):フロー図、配置図の検討等
・製作品の検査:図面通りに製作されているかの確認等
・試運転:設計通りの性能が得られるかの確認等

Dさん

上水設備の実施設計として、下記の業務を行っています。
・各種計算書作成:容量計算、強度計算、アンカーボルト強度計算
・各種図面作成:フローシート、配置図、組立図、製作図、配管図
・各種工場検査対応:検査要領書、検査成績表
・各種取扱説明書作成:取扱説明書、点検リスト、潤滑油リスト

なぜ水道機工を選んだのですか?

Aさん

生活になくてはならない水を扱い、長い歴史があり、安定した企業であると考えたことと、会社規模も大きすぎないため、一人で色々なことが経験出来ると思ったことです。
また、環境分野に関わるプラント設備の仕事をしたいと考えていたので、水の浄化システムを具体的に形にできる設計や開発に興味をひかれたからです。

Bさん

大学で環境系の学科に入っていたこともあり、水業界に関心を持っていました。
同業他社も何社か受けましたが、水道機工が一番会社の雰囲気が良かった事が決め手になりました。

Cさん

専門学校では建築を専攻していましたが、授業の一環で「地域の問題を解決する建築」というテーマの実習があり、霞ヶ浦の水質向上を目的とした建築について研究を行い、水処理について興味を持ちました。
水道機工は、総合水処理メーカーであり「設計・施工・運転・維持管理」と幅広く携わっている事から、自分に合った仕事を探す事が出来ると思い志望しました。
入社当時は施工管理を行う部署に配属されましたが、2年後には設計に興味を持ったため、現在は機械設計を行う部署で仕事をしています。
会社の中で自分に合った職場を探せる事に魅力を感じた事が入社の決め手です。

Dさん

大学における研究内容が水処理関連であり、水関係に関わる仕事がしたかったことと、他の水処理メーカーと比較して、特色ある装置を開発していることから、その一員に加わりたいと思い、水道機工を選びました。

仕事のやりがい、難しさ、面白さを上げてください

Aさん

お客様に提案した内容が採用され、お客様や社内からも褒められることがやりがいです。
難しいのは、技術的な内容に関して、同じことをやるのでも、ちょっとしたタイミングの違いや言い方などで、結果が180度変わってくることや、良かれと思ってやったことがことごとく裏目に出ることが良くあります。これは単純に知識や正論のみでは対処できない仕事の難しさだと思います。

Bさん

自分達で設計した機械が正常に運転して、濁っていた原水が各家庭へ送ることのできる「浄水」となるところを見たときに、仕事に対してのやりがいを感じました。

Cさん

全国の市町村には浄水場があり、案件を担当する度に色々な地方へ赴く事となります。
テレビ等で担当した市町村の特集があると、見たことがある風景や特産品が映るため、家族に自慢する事ができます。
先日も某TV局の「路線バスの旅」で、入社後に行った大分県日田市の駅が映り1人で盛り上がっていました。

Dさん

色々な人の意見を聞いて自分なりに考えた検討書や図面などの資料をお客様からこういうのが欲しかったんだと褒められたときにやりがいを感じます。また、逆にお客様が欲しいものを掴んでいないと提出した資料が技術的に優れていたとしても、独りよがりの自己満足になってしまうため、いかに客先ニーズを掴むかが重要と感じています。

仕事をする上で、心がけていることは何ですか?

Aさん

設計は一般的には「品質・納期・コスト」が重要ですが、現在担当している受注後の設計においては、仕様発注がほとんどであり、「品質・コスト」は大きく動くことはなく、「納期」のウエイトが大きくなります。
設計としての「納期」は後工程である試運転・施工・製作・調達の期間を契約工期から引いた期間であり、先々を考えて進めないと後工程に多大な影響を与えることから、とにかく日々、計画を立てて一つ一つの業務を実行することを心がけています。

Bさん

何事も人間相手の仕事であるため、相手への連絡は伝わりやすくコンパクトになるように心がけています。

Cさん

常に、「何で?」と思う事を心掛けるようにしています。
「大丈夫だろう」と思っていたことでも、実際に計算をしてみると全然大丈夫ではないということは良くあります。自分の中で大丈夫と決めつけたりせず、常に「何でそうなるのだろう?」と思うことが大切だと考えています。

Dさん

忙しい時は必死に頑張り、比較的余裕がある時は早めに帰る等のメリハリを付けるように心がけています。

Eさん

仕事の一つ一つは期限があり、中身の精度もそれぞれ異なり、相手の要求事項や時期によって柔軟に対応する必要があります。
設計を行う上では、これらの精度と速さを常に意識して計画的に取り組むとともに予期せぬ緊急事態にも対応できるように前倒しで仕事を進めるように心がけております。


将来チャレンジしたいことはありますか? 夢があれば教えて下さい

Aさん

水道業界の一員として所属しているからには技術士(上下水道部門)の取得を目指していきたいです。業務としては、一人で浄水場一式の設計を完結できることが第一の目標です。それから将来的には海外でも通用する技術者になり、世界中の水インフラ整備に貢献することが第二の目標です。

Bさん

この仕事は全国隔たりが無いので、47都道府県を制覇したいと考えています。

Cさん

仕事に関係のある資格の取得にチャレンジし、自身のレベルアップに繋げたいと考えています。

Dさん

私は公的資格を持っていないため、今後は色々な資格を取得できるようにチャレンジして行きたいと考えています。

Eさん

現在、水道の処理技術としては、緩速ろ過、急速ろ過、膜ろ過と技術の変遷がされていますが、これらの次にスタンダードとなるような画期的なろ過技術を開発したいです。

これから入社する方に一言お願いします

Aさん

自分のやりたいことがあれば、比較的自由にやらせてくれる会社だと思います。また、先輩や上司も過度に干渉したり、放置することなく、程よい距離で的確なアドバイスをくれるはずですので、安心して飛び込んでください!

Bさん

正直に言うと設計職は忙しいです。だからこそ身につくことは非常に多く、仕事の内容は一品一様なので、どんなベテランでも初めての内容が出てきます。入社したら周りの人間は何でもできる人たちだと感じてしまうかもしれないですが、それは経験値の差であって、実際にはみんな初めてのことにチャレンジしているので、気負いする必要はないです。

Cさん

仕事を始めると、先輩たちは難しい事をあたりまえのように話してきますが、そこで理解したふりをする必要はありません。理解できない場合はもう一度教えてもらうか、別の人の意見を聞く事が大切だと思います。
一緒に頑張りましょう。

Dさん

日本全国の水道事業体がお客様であり、北は北海道、南は沖縄まで、飛行機や新幹線、在来特急などに乗って、全国各地に行くことができます。また、海外案件もあるので、旅が好きな人にとっては最高です。
その他、実施設計の話をすると、お客様以外にも、社内関係者(営業・計画設計・調達・品質保証・工事部門等)や協力会社(製作・施工)など、最も色々な人とやりとりする部署です。
入社当時は私も「旅・モノづくり・人付き合い」はそれほど興味がありませんでしたが、今はやりがいを感じています。「やる気があればなんでもできる。」ので、やる気だけもってきてください!