施工管理とは

浄水場の設備リニューアルに向けて、各施工を管理する仕事。

浄水場など水処理プラントで計画された設備のリニューアルなどにおいて様々な施工を管理・監督する仕事です。管理には、施工の工程管理、作業員の労務管理や作業の安全管理、また工事全体の原価管理などがあります。現在担当している現場では、水処理機械設備の据え付けに関する施工について執り行っています。

私は、建築・土木系出身ではないので、施工管理の仕事はゼロからのスタートでした。まずは、現場を見て、どこに何があるか、各設備の役割、配置の意図を考え学ぶことから始めました。工事を円滑に進めるための様々な段取りを、工程表などから把握できる全体の施工を踏まえて行うことが自分たちの仕事、と最近では理解できるようになってきました。

今は安全巡視を自分の役割として実施し、現場の掃除から資材整理整頓、危険個所の養生をしています。現場で安全に作業が実施できる環境づくりは、私たちの大事な仕事の一つです。また、現場の施工に立ち会うことも重要です。協力会社の手順が正しいかを確認し、安全面だけでなく、品質を確保する必要があります。今は、書類作成にも取り掛かり、一貫して仕事ができるよう勉強の日々を送っています。

仕事の魅力

人々の毎日の生活に直接影響を及ぼす仕事。

現在取り組んでいる愛知県の浄水場では、薬品注入設備のリニューアルを行っています。非常に規模が大きい浄水場で、一日あたり32万tもの水処理を行うことが可能です。当社では、100万t以上の水処理能力で300万人を超える人々の生活を支える浄水場から、一つの村を支える施設、浄水場によっては工業用水の面から産業をも支え、あらゆる「水」に携わっています。多くの人々の生活に影響を与える仕事である以上、責任の重大さにも向き合っていくことになりますが、一方で一番のやりがいでもあると感じています。

施工現場は日々その姿を変えていきます。私が赴任した時、現場にはコンクリートの床以外なにもない状態でした。ところが、みるみるうちに基礎が出来上がり、壁や床は塗装され、大きな設備が据え付けられ、配管が並び…。毎日が新しい発見の連続です。工程を重ねるごとに経験値が上がり、成長を実感できるところも魅力です。

施工が完了したら、納めた設備がその性能を満たすか評価をする試運転工程があります。設備が稼働するだけでもうれしいものですが、性能も十分に良く浄水場の一機能として役割を果たした時には感慨深いものがあります。自分が携わった設備が当該地域の産業を支え、人々の生活を豊かにする手助けができたと考えると誇らしく思います。

次の現場は、し尿処理施設を新しく建設する大規模な工事になります。浄水場とは全く異なる設備を納入することになるので、今からとても楽しみにしています。

学生時代

活かせる学び

機械系を専攻していたので、建築や土木の施工についての専門知識がない状態で入社してきました。入社以降、他の浄水場の資料に目を通したり、経験豊富な協力会社の担当から教わったり、所長のやっていることを真似したりしながら、仕事を覚えてきました。

ただ、設計や製図の基本は機械系統でも学べましたので、図面を見て全体像を把握できるという点は、仕事をする上で大いに役立っています。プラント工事において基本となるのは、プラント全体の配置図や水処理の流れを見るフロー図と呼ばれる図面になりますが、ポンプや弁など、機器類一つ一つの図面を見る場合もあります。その時には、学生時代に学んだ知識をそのまま活かしながら業務に取り組むことができています。

良い施工のためには機械工学を含む幅広い知識が求められます。例えば、機械基礎一つを取っても鉄筋が正しく配筋されているか、コンクリートは設計通りの配合になっているかなど土木や建築の知識も必要になってきます。学生時代の専攻を活かしつつ、幅広い分野への知識を深められることは、この仕事の魅力の一つ。レベルアップを日々実感しているので、これからが楽しみです。